堺線香について >> HOME


活動報告

日本で最初に製造された堺線香

堺旧港は15世紀頃遣明貿易や東南アジア交易の日本の基地として、海外から様々な舶載品が輸入され、沈香・白檀などの香料も重要な交易品でありました。
当時の堺はそれら貿易によって強大な経済力を持ち、絢爛たる文化の花が開き、「お香」の調合法も大いに研究されたのです。

現在の線状になったお線香は、16世紀に中国からその製法が伝えられ「堺」に於いて製造したのが線香製造のはじまりであるとされ、江戸時代以降は、今もその伝統技法と調合方法を受け継いでこの地で作られ続けています。

お線香は、『椨の木』皮を乾燥させて粉にしたものを基材に、沈香などの天然原料やその他香料を調合して作ります。椨の木の皮は、粉末にして焚いても匂いが少なく、様々な香りの邪魔をしません。
この粉末に水分を加えると、適当な粘りけがでて棒状に加工する線香造りには大変重要な役目を果たしています。


線香が出来るまで

製粉・調合

こね(練り)


こね(練り)

玉揚げ


玉揚げ

押し出し・盆切り


押し出し・盆切り


生

胴切り


胴切り

結束


結束

梱包



組合員

奥野晴明堂
(株)貴田沈清堂
(株)薫明堂
敷島線香(株)
(合)東芳堂
森島如鳩堂